まもなく完成! 『糸賀一雄研究の新展開 ひとと生まれて人間となる』
滋賀の三学出版様のお力を借りて、渡部昭男・國本真吾・垂髪あかり編、糸賀一雄研究会著『糸賀一雄研究の新展開 ひとと生まれて人間となる』を上梓することになりました。
糸賀一雄や近江学園、その周辺の人物や施設に関わる研究者や実践者により、論考15篇、コラム5篇、資料1篇を、本書におさめることが出来ました。
編者の一人として、出版作業に携わらせていただくとともに、第1部の第5章を執筆させていただいています。
ぜひ、末永くお手元に置いていただけるような本になればと思っています。
『糸賀一雄研究の新展開 ひとと生まれて人間となる』
渡部昭男・國本真吾・垂髪あかり:編
糸賀一雄研究会:著
三学出版:発行
定価¥2,300+税
ISBN978-4-908877-36-0

【本書の内容】
第1部 実践と思想の往還から
第1章 近江学園初期における糸賀一雄と教育について(冨永健太郎)
第2章 糸賀一雄の生涯とその思想(蜂谷俊隆)
第3章 びわこ学園における「発達保障」思想の実践化過程―重症心身障害児者への「本人理解」のあゆみ―(垂髪あかり)
第4章 教育における生産性について―木村素衞「形成(性)」と糸賀一雄「生産(性)」―(門前斐紀)
第5章 糸賀思想を「ミットレーベン」への思いから読み解く―故郷の地・鳥取での足跡を辿りながら―(國本真吾)
コラム1 糸賀一雄の「魂のふるさと」松江(川内紀世美)
第2部 友垣・同志の苦闘から
第6章 近江学園草創期と戦争孤児・浮浪児たち―田村一二の記録から―(玉村公二彦)
第7章 この子らは世の光―「夢の人」「実の人」池田太郎の実践思想―(山田宗寛)
第8章 岡崎英彦「エモーショナルなもの」の展開―糸賀一雄「生命思想」を出発点として―(遠藤六朗)
コラム2 特別支援教育史を展示するという試み(和崎光太郎)
第3部 実践現場の諸相から
第9章 障害児入所施設からみた子どもの「貧困」(森本創)
第10章 相談支援の実践を通じて考える糸賀一雄の思想(増野隼人)
第11章 糸賀一雄と田村一二におけるケアの肯定的側面の探求―障害児(者)支援の仕事の経験と意味―(中山慎吾)
第12章 糸賀一雄と憲法における「人間の尊厳」―「津久井やまゆり園事件」を契機として―(山﨑将文)
コラム3 草津市の発達支援システム(大西塁・中村順子)
第4部 国際的な視点から
第13章 糸賀一雄の思想とマーサ・C・ヌスバウムの可能力アプローチの比較(中野リン、訳:永岡美咲)
第14章 韓国における障害児教育・福祉保障―糸賀一雄の実践と思想に学ぶ―(金仙玉)
コラム4 糸賀一雄を学び、より深めるために~優生思想を超えて~(平田勝政)
第5部 若い世代へ
第15章 情熱をもった人間が歴史をつくる―糸賀一雄の魅力を若い世代にどう伝えるか―(渡部昭男)
コラム5 糸賀一雄の言葉に感じる乖離と魅力(黒川真友)